きれいな海

日本-パラオ親善ヨットレースにおけるセクター横断的海洋プラスチック調査

期間:2019年12月~2020年1月(第1回)、2024年(第2回)
機関:国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)、一般社団法人グローバル人材育成推進機構、
株式会社商船三井、日本パラオ親善ヨットレース実行委員会、ヤマハ発動機株式会社

日本-パラオ親善ヨットレースに参加する競技艇および伴走船(帆船「みらいへ」)に、マイクロプラスチック採取装置を設置し、レース中に海水からマイクロプラスチックを採取します。また、JAMSTECの研究者が帆船「みらいへ」に乗船して、プランクトンネットによるプラスチック採取などいくつかの調査を実施します。
帆船「みらいへ」には、パラオ共和国の青少年などを含む一般市民も乗船し、それらの乗船者には、調査の見学や船内セミナーなどを含む、海洋環境への理解を深めるための教育プログラムに参加していただきます。第1回が2020年1月に無事成功裏に終了し、第2回が2024年に予定されています。

帆船「みらいへ」
 
海洋プラスチック採取調査

マイクロプラスチックサンプラー

参考:「日本-パラオ親善ヨットレースにおける多様なセクターとの協働による
セクター横断的海洋プラスチック調査の実施」
(JAMSTEC、http://www.jamstec.go.jp/spfo/j/)

マイクロプラスチックの大規模外洋調査

期間:2020年~2020年1月(第1回), 機関:日本郵船株式会社、千葉工業大学

日本郵船(株)が保有する約750隻の運航船ネットワークを活用して、航海中にマイクロプラスチックの採取を実施し、千葉工業大学にてサンプル分析を行うことにより、マイクロプラスチックのサイズ・分布濃度・経年等が分かる世界海洋プラゴミマップを作成します。サンプリング日時や位置情報、気象海象データと分析結果を紐づけて、マイクロプラスチックのビッグデータ集積を行い、世界規模の詳細なプラゴミマップの作成を目指します。

マイクロプラスチック外洋調査の流れ
参考:「世界初、マイクロプラスチック分布の大規模な外洋調査を開始」日本郵船(株)