ASEAN や太平洋島嶼国との協力

期間:1967年~

機関:外務省、防衛省、国土交通省、環境省、内閣府

参考:外務省HP:「ASEAN(東南アジア諸国連合)」
( https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asean/index.html )

 ASEAN(東南アジア諸国連合)は東南アジア10か国(インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス)で構成された共同体です。太平洋に浮かぶ島国である日本は、ASEANやその他太平洋島嶼国に対し、海洋安全保障をはじめ様々な国際協力の取り組みを行っています。具体的な取り組みとしては、安全保障・防衛分野における協力・交流の基盤となる拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)や西太平洋海軍シンポジウム(WPNS)をはじめとした多国間の協力強化(防衛省)、令和元年の第17回日-ASEAN交通大臣会合において承認された「ASEAN低環境負荷戦略」に基づくASEAN諸国における政策立案への協力(国土交通省)、ODAの有償資金強力における本邦技術活用条件(STEP)を活用した良質な巡視船の供与等のプロジェクトや現地での船舶の保守・整備能力向上などに向けた専門家派遣の推進(外務省、国土交通省)、パラオ主催の第7回、第8回アワオーシャン会合への参加と海洋問題解決に資する具体的政策の発表(内閣府)、日-ASEAN統合基金(JAIF)を活用した船舶通行支援(VTS)のASEAN 地域訓練センターの設置に関する支援やVTS 管制官の育成(外務省)、いくつかの太平洋島嶼国におけるサイクロン由来の高潮・高波による気候変動影響評価手法の改善や、沿岸域の浸水ハザードマップの作成を行うなどの気候変動適応の取組の支援(環境省)、太平洋島嶼国などへの島の保全・管理や漁業資源の管理等に関する能力構築(外務省、農林水産省、環境省)などがあります。

拡大ASEAN国防相会議での宮澤防衛副大臣(当時)

(2023年11月)