日本沿岸の教育・研究施設
-臨海実験所と水産実験所など-
期間:1887年~
機関:国公私立大学
参考:マリンバイオ共同推進機構(JAMBIO)( https://jambio.jp/ )
「全国の臨海・臨湖実験所」
( https://www.research.kobe-u.ac.jp/rcis-kurcis/station/search3.html )
「全国大学水産実験所長会議」( https://jikkensho.sakura.ne.jp/ )
日本の沿岸には世界最多となる臨海施設があります。海洋科学・水産科学の研究を進め、毎日の海洋観測と定期的な海洋生物調査のデータを取り続けています。それらは、水温の変動で温暖化を捉え、海洋生物の新種発見で生物多様性を示し、海洋ごみの調査で海洋プラスチック問題への警鐘を鳴らすなどの活動に繋がります。
大学の臨海実験所と水産実験所では臨海実習を担います。また、一般向けの自然観察会や講演会、展示を行い、水産業や観光業などの地域産業との協働、オンライン海洋生物図鑑や海洋教育教材の公開なども進めています。一方、東日本太平洋沖地震や能登半島地震では甚大な被害を受けました。地域の防災への協力にも貢献しています。
臨海施設には、(国研)海洋研究開発機構(JAMSTEC)、(国研)水産研究・教育機構、都道府県の水産試験研究機関などがあります。さらに、国内の22の臨海実験所と水産実験所が参加するマリンバイオ共同推進機構(JAMBIO)があります。このホームページでSDG14や国連海洋科学の10年に関する活動事例を紹介しています。たとえば、お茶の水女子大学館山臨海実験所では、小中高校の教室でできるウニ発生キットを開発し提供しています。新潟大学佐渡臨海実験所では、佐渡市と組んでSDGsパートナーとなり、佐渡島の自然共生社会の実現を目指しています。金沢大学の能登臨海実験所は、オンデマンドの海洋教育動画を公開しています。筑波大学の下田臨海実験センターは、海洋酸性化の研究に関する国連海洋科学の10年のプロジェクトOcean Acidification Research for Sustainability (OARS) に参加して、海洋酸性化の生態系への影響を調べています。
- 137 度定線観測
- GEBCO Seabed 2030
- 海洋環境の衛星観測と観測データの公開(1)
- 海洋環境の衛星観測と観測データの公開(2)
- 大気海洋相互作用観測戦略 OASIS
- 西太平洋最強の海流を探る:第2回黒潮・隣接海域共同研究(CSK-2)~科学から社会の安定へ
- One Ocean Network for Deep Observation
- 日本海洋データセンターの運用
- 海洋状況表示システム「海しる」の効果的な運用・機能強化
- 分野横断シナジー創出型ウィンドファームの技術開発・推進
- 「海の次世代モビリティ」による沿岸・離島地域の海域の利活用・保全
- 国際海洋環境情報センター(GODAC)における研究データの集積・発信と行動変容・海洋人材育成への取組み(1)
- 国際海洋環境情報センター(GODAC)における研究データの集積・発信と行動変容・海洋人材育成への取組み(2)
- 日本沿岸の教育・研究施設-臨海実験所と水産実験所など-
- 国際連携による海洋秩序を目指した取組
- 情報収集と公開
- 国際連携による海洋調査とデータ公開