生産的な海

「鯖、復活」養殖効率化プロジェクト

期間:2016年~
機関:小浜市、福井県立大学、田烏水産株式会社、KDDI株式会社

小浜市は、2016年より鯖の食文化の新たな展開を通じた産業振興や誘客促進を目的にして、「鯖、復活」プロジェクトを開始しており、福井県立大学、田烏水産(株)とKDDI(株)と共同でICT/IoTの利活用による養殖効率化に向けた事業を実施しています。
IoTの活用により、漁業を見える化し、リアルタイムデータに基づく効率的な養殖の実現を目指しています。養殖いけすに、水温、酸素濃度、塩分を測定可能なIoTセンサーを設置し、モバイル回線を経由してデータを送信することで船を出さずに現地の状況が把握可能となります。加えて、給餌場所、量、タイミングをタブレットPCから入力し管理する「サバ養殖管理アプリ」を導入して、漁師の経験と勘でなされているノウハウをデータ化します。また、福井県立大学と協働して、自発給餌システムを用いた給餌量管理と、水中カメラによる魚体サイズ推定にも取り組んでいます。今後は、蓄積された外環境データと漁師のノウハウデータの相関を分析し、養殖の効率化を図り、後継者育成課題の解決への貢献を目指していきます。

養殖効率化プロジェクト事業の取組み
「事例紹介: 福井県小浜市「鯖、復活」養殖効率化プロジェクトの今」
(KDDI株式会社、https://www.kddi.com/corporate/csr/regional-initiative/case-study/case23/)
(KDDI株式会社 ニュースリリース、http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2017/11/20/2801.html)