健全で回復力のある海

SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)

期間:2010年〜
機関:国連大学サステイナビリティ高等研究所

IPSIは、生物多様性条約第10回締約国会議を機に、人と自然の相互関係の中で育くまれる生物多様性の保全・管理を通じ、自然共生社会を実現することへの貢献を目的に設立された、国際パートナーシップです。陸域のみならず、沿岸域のコミュニティも対象に、社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープの保全及び持続可能な利用に関する知識の蓄積や共有、政策提言等を進めています。 本パートナーシップの事務局は、国連大学サステイナビリティ高等研究所に置かれており、日本政府はその運営資金を拠出しています。

SATOYAMA イニシアティブの概念図
出典:「SATOYAMAイニシアティブ」(SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ、 https://satoyama-initiative.org/ja/concept/satoyama-initiative/

海から見た21世紀の国土ビジョン研究

期間:2016年~
機関:NPO法人海ロマン21、佐賀大学海洋エネルギー研究センター、海洋深層水利用学会、一般社団法人国際海洋資源エネルギー利活用推進コンソーシアム(Ocean Thermal Energy Conversion Association Institute:GOSEA)

「21世紀は新しい海洋文明発展の時代である」との理念のもとに、人類共有の財産である海の偉大性、多様性に関する知識を究め、その成果を広く多くの人々に紹介するために、海に関する研究および教育者の支援や海洋資源・エネルギー研究会を主宰します。中でも、GESAMP(海洋における地球温暖化抑制のための地球工学的手法のアセスメントを行う国連合同専門家会合)の報告書で取り上げられている、大量の深層海水のくみ上げによる海洋表面水温の低下による台風減衰に関して、日本周辺海域での効果について検討を集中的に進めています。

ハワイ大学P. Takahashi名誉教授らが提案している海水資源利用を軸にした「Blue Revolution」の概念図
参考:海ロマン21ウェブサイト(http://ur21.net/ur21/k-bunkakai.html) GOSEAウェブサイト(http://www.gosea.info/jp/