万人に開かれた海

海洋状況表示システム(海しる)の効果的な運用・機能強化

期間:2019年~
機関:内閣官房、内閣府、文部科学省、経済産業省、国土交通省、環境省、防衛省、
国立研究開発法人防災科学技術研究所(NIED)、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、
国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)、国立極地研究所 他

海上安全、自然災害対策、海洋環境保全、海洋産業振興といった様々な分野での利活用を目的として、内閣府の総合調整のもと、関係府省及び政府関係機関が保有する様々な海洋情報を集約し、地図上で重ね合わせて表示できるよう構築した情報サービスです。

日本の周辺海域のみならず、衛星情報を含む広域の情報を掲載するとともに、
気象・海象のようなリアルタイムの情報も掲載している。
船舶の運航管理や漁業、防災、海洋開発など、様々な用途での利用が期待される。

日本財団-GEBCO Seabed 2030

フィヨルド周辺の海底地形
(解像度5,000m×5,000m(上)と100×100m(下)の比較)

「日本財団-GEBCO Seabed 2030」は、2030年までに全地球の海底地形図を100%完成することを目指し、日本財団とGEBCO(大洋水深総図)が2017年から共同して進めている国際的なプロジェクトです。 海底地形の把握は、潮汐、海流、津波の予測や海面上昇の予測、さらに船舶の安全航行、海難救助や海洋生物のモニタリングなど、幅広い分野の一助となります。しかし、1903年に世界の海底地形図の作成が着手されてから、本プロジェクトが開始した2017年までに解明された海底地形はわずか6%でした。本プロジェクトでは、世界中から海底地形データを収集するための体制を築き、開始から3年で地図化された海底地形を19%に増やしました。今後も多様なパートナーと連携し、海底地形図の完成を目指します。
(日本財団プレスリリースより作成https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2020/20200621-45287.html