西太平洋最強の海流を探る:
第2回黒潮・隣接海域共同研究(CSK-2)
~科学から社会の安定へ

期間:2022年~2030年

リード機関:ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)西太平洋小委員会 (WESTPAC), ユネスコIOC、ユネスコ・バンコク事務所

参加機関:国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)、中国海洋大学、東京大学大気海洋研究所 他

参考:海洋科学の10年 CSK-2 ページ
(https://oceandecade.org/actions/explore-the-strongest-ocean-current-in-the-western-pacific-the-2nd-cooperative-study-of-kuroshio-and-adjacent-regions-from-its-sciences-to-human-well-beings/)

 黒潮は西太平洋で最も強い海流であり、環境面、社会面、経済面において社会に重大な影響を与えています。国際共同研究であるCSK-2 は、地球温暖化の中で変化する黒潮の状況を理解し、気象予報や気候予測、漁業や養殖管理への応用など社会のニーズに応えるための知識を構築しサービスの開発に貢献します。

〇日本の役割
 黒潮流域の多くの海域が、日本の排他的経済水域内にあり、黒潮の海洋研究を推進するためには、日本の海洋研究者の国際的なリーダーシップが不可欠です。海洋研究開発機構と東京大学大気海洋研究所などの主要な海洋研究拠点の研究者が、CSK-2においても主導的立場となり、観測研究、モデル研究、データ管理を行っています。

黒潮とその周辺の海流