環境影響評価

期間:1972年~

機関:環境省、経済産業省、文部科学省(JAMSTEC)

参考:環境アセスメント制度のあらまし(環境省)
( http://assess.env.go.jp/files/1_seido/pamph_j/pamph_j.pdf )
( https://www.jamstec.go.jp/meia/j/ )

 環境影響評価(環境アセスメント)とは、開発事業の内容を決めるにあたって、それが環境にどのような影響を及ぼすかについて、あらかじめ事業者自らが調査、予測、評価を行い、その結果を公表して一般の方々、地方公共団体などから意見を聴き、それらを踏まえて環境保全の観点からより良い事業計画を作り上げていこうという制度です。我が国では、1972年に初めて公共事業での環境アセスメントが導入され、1980年までに港湾計画、埋め立て、発電所、新幹線についての制度が設けられました。その後、1997年には諸外国の制度の長所を取り入れた「環境影響評価法」が成立し、2013年には改正「環境影響評価法」が施行されました。海洋に対する環境アセスメントの取り組みとして、海洋鉱物資源については、環境影響評価手法の高度化や他海域における適用性確認に向けてベースライン調査を実施するとともに、これまでの環境分野への取り組みについて、深海鉱業に関する国際ルール作りへの貢献を目的とした国際学会等における発表(経済産業省)、環境影響評価に活用できる地域の環境基礎情報を収録した「環境アセスメントデータベース”EADAS(イーダス)”15」における、情報の拡充や更新(環境省)、今後導入の拡大が見込まれる洋上風力発電事業の環境影響評価に必要となる海洋の環境情報の収集(環境省)、新たな海洋保護区(沖合海底自然環境保全地域)管理のための深海を対象とした生物多様性モニタリング技術開発(文部科学省(JAMSTEC))等があります。

JAMSTEC海洋環境影響評価研究グループの取り組み
https://www.jamstec.go.jp/meia/j/