CCS とCCUS

Carbon Dioxide Capture and Storage (CCS), Carbon Dioxide Capture, Utilization and Storage (CCUS)

期間:1972年~

機関:経済産業省(資源エネルギー庁・産業総合研究所)・環境省

参考:https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/ccus.html
https://blog.enerbank.co.jp/environment/ccs-how-is-going-on/

 石油や石炭など化石燃料をエネルギーとして用いる火力発電や化学工場では、二酸化炭素(CO2)が毎日大量に排出されています。CO2は地球温暖化の原因の一つとなっており、その削減は世界的に重要な課題となっています。そのため、近年では排出されるCO2 を削減(低炭素化)するために様々な取り組みがなされており、その取り組みのひとつとして「CCS」「CCUS」があります。「CCS」とは「Carbon dioxide Capture and Storage」の略で、その名の通り発電所や化学工場で排出されたCO2を他の気体から分離して集め、地
中深くに貯留・圧入するという取り組みです。一方「CCUS」とは「Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage」の略で、分離・貯留したCO2を利用しようというものです。
 国内の事例としては、光ファイバーを利用した地層安定性システムの開発及びCCS の社会受容性向上のための調査(経済産業省)、苫小牧のCCS 実証事業における見学会やワークショップの開催(経済産業省)、二酸化炭素の分離回収に伴う環境影響の評価の検討(環境省)、第3回CCUS・水素に関する国際シンポジウムの開催(令和4年8月環境省)等があります。

CCSプラント(北海道苫⼩牧市)

引⽤:経済産業省HP