包括的海洋ごみ対策プロジェクト「CHANGE FOR THE BLUE」(1)

CHANGE FOR THE BLUE とは、世界的に増加し、生物や人体への影響が懸念される海洋ごみを削減するためのムーブメント(機運)を創出するため、産官学民からなる各種ステークホルダーと日本財団で連携しながら、海洋ごみを削減する先駆的モデルをいち早く構築し、国内外に発信していくプロジェクトです。調査によるエビデンスやデータ、科学的知見に基づきながら、
(1)発生の抑制 (2)出てしまった後の回収の大きく2 つのアプローチで、国内外での一斉アクションや、瀬戸内海をフィールドとしたプロジェクト等を展開しています。

ごみ拾い一斉アクション

期間:2019年~

機関:公益財団法人日本財団、環境省、ソーシャルスポーツイニシアチブ

参考:「スポGOMI」ウェブページ ( https://www.spogomi.or.jp/

 海洋ごみの多くは陸域で発生したものとされることから、ごみ拾いは、ごみが海に流れ出すのを防ぐ“最後の砦”といえます。また、一度ごみを拾った人はその後、ポイ捨てすることはなくなると考えています。そこで、ごみを減らすために気軽にアクション出来る場として、様々なかたちでごみ拾いの機会を提供しています。
 例えば、環境省とは2019年から、毎年春と秋の年2回、全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク」を共同で開催しています。延べ30人以上で活動する団体にはごみ袋を弊財団から進呈しており、年間数十万人が参加しています。
 他にも、ごみ拾いにスポーツの要素をかけあわせて、楽しみながら参加できる日本発祥のスポーツ「スポGOMI」の普及をサポートしており、高校生を対象とした「スポGOMI甲子園」を企画・支援しているほか、2023年には史上初の世界大会「スポGOMIワールドカップ」を開催しました。